PRIDE31感想


それにしても一試合目からずっこけて一緒に見ていた連中と顔を見合わせてしまう展開。つまらねぁだろう、という気持ちが大きかった分、楽しめた、かもしれない。

試合の詳細は
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/pride/live/200602/26/index.html
http://www.boutreview.com/data/reports05/060226pride31.html

【第1試合】
×ペドロ・ヒーゾ(KO:1R 0"25 スタンドパンチ)ローマン・ゼンツォフ

※ローに合わせたカウンターの左一発で決まっちゃった。不用意は不用意だとも思うが、だからといってこれから上と当てられてゼンツォフが勝てるとも思えん。

【第2試合】
クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン(判定3-0)ユン・ドンシク×

※尹さん、負けたけれどこれまでのベストバウト。ジャクソンはこれで契約切れる、って事でもっと張り切ってボッコボコかと思っていたんだけれど、どうにもモチベーションが上がり切らなかった感じの内容。何だ?UFCから良い条件のオファーでも来ているのかな。そこまで、攻め倦ねる程の相手ではなかったんじゃないか、と思うんだけれど。かといって尹さんが二度キャッチがあったにはあったが、あれで勝てたか、というとそれも?
特に心に残る試合でもなぃな。

【第3試合】
×ユノラフ・エイネモ(判定0-3)ファブリシオ・ヴェウドゥム

※ファブはもっと打撃が切れるのかと思っていたんだけれど、首相撲からの膝位しかなし。エイネモはやっぱり打撃はダメダメでその差が試合終了時の二人の顔の塩梅なんだけれど、結局グランドでどちらもドッコイドッコイってぇ事でこうなっちゃいます、という、ぶっちゃけグダグダ。ファブは安易に下になり過ぎじゃないかなぁ。いっくら下から強いからって、それじゃこれからやる相手とどうなのよ、と。ハリトー相手でも要は負けちゃった訳で。こんなんで、もしアリスタと組まれたら大丈夫?

【第4試合】
○高阪 剛(TKO:1R 1"20 パウンド)マリオ・スペーヒー×

※TKこんなにすっきり勝ったのはいつ以来?開始早々スッペーヒー様のストレートもらって一直線に下がった時は、オィオィオィオィ〜〜〜、て焦り捲ったけれどな。その後もスッペーヒー様のグランドに付き合わず立ちで勝負でドッカン。これが出来れば昨年のパンの防衛戦も負けなかったのに(涙)。
まぁ、良かった良かった。ってかトランクス姿の似合わなさにクラクラしてシューズにオヨッ?そして止めがセコンドに人喰い義生。う〜ん、何ともまた微妙な。
いつからハイブリッドボクシングになったの?

【第5試合】
×セルゲイ・ハリトーノフ(TKO:1R 5"13 頭部への膝)アリスター・オーフレイム

※ハリトー、何やってんだよ。ロシアに帰ったら我等がハンから説教だ!思い出したくない位に惨めな負け方だったワィ。退場時泣いている様に見えたがこちらも泣きたくなりましたよ。ハリトー、グランドの対応をもうチィと出来るまで休養だな。つ〜か、右肩は脱臼だは、鼻は折れるはで今年はもう終了か(泣)。昨年のエカテリンブルグのRINGSセンターオープン時にアタも復活という報道だった筈だがこんなんでは不安過ぎる。エメヒョーの強くなった過程をパコージンも反芻してメニュー考えろや、ゴルァ!!!…シクシク…
で、アリスター。こりゃ今後のヘビーの台風の目だな。試合前にリングに立った姿を見て、減量してないからユルユル、って感じもなくナチュラルにこりゃデカイとは思ったけれど、ビックリしましたよ。1999年いきなり欠員補充の形でKOKに出たのが確か日本でのデビュー。あん時はまだティーンエィジャーで90kg位(ウロ覚えなんで突っ込んじゃイヤン)だった。確かにそれから既に6年強経て身体が大きくなったのである、と言われりゃそりゃ納得か。ライトヘビーに落とすのがきつくなってたとはなぁ。こちらは非常に楽しみでございます。
ドールマンありがとう!
いや、何となく言いたくなっただけです。

【第6試合】
ジョシュ・バーネット(一本:1R8"10 リアチョーク)中村和裕×

※あのデブリ様はやはり良くなかったのだ、と。スピードも上がっていたし、これで5月にはもっと絞れてもっとキレキレになってくれるんだったら今度こそミルコには大丈夫だろう。中村、手も足も出ずジョシュの完勝。ジョシュのキャリアを考えれば、当然と言えば当然の結果でしかないんだけれど、前回のあのデブジョシュがかなり強烈な印象であったので心配しましたよ。
中村、もう一回近藤とPANCRASEでやれ!ホームとアウェイ、一度ずつやる。これがフェアってモンだ。今度はボッコボコだからよ。判定、ダメだよ、ってなモンです。

【第7試合】
アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(一本:1R2"24 腕十字)田村潔司×

※前回の対戦から5年強。予想に書いた通り田村からは「勇気も感動もこれっぽっちも感じられない」試合となりました。それも気持ち良く秒殺だ!弱いな、弱過ぎる。
今回、龍頭亭に集った者4名。その4名共に田村の1Rでの一本負け。それも腕十字。こんな事これまでありませんよ。で、試合終了後は揃って爆笑。
で、田村は、これだけ実も蓋もない試合だったクセに試合後のあの悔しがり様は何だったの?ホント不思議です。マジでもっと出来るとでも思っていたんだろうか?思っていた、という過去形ではないな。試合後の会見のコメントを見る限り、現在進行形でもっと出来ると思っているんだろう。出来る、と思っているのなら何度でもやればぁ。
誰も見たいと思わねぇだろうから、組まれなぃと思うけれど(笑)。やりたければどうぞ。

【第8試合】
×マウリシオ・ショーグン(TKO:1R 0"44 アクシデント)マーク・コールマン

※前日計量でのコールマンのウェイト101,3kg。前回のミルコ戦が108kg、その前のエメヒョー戦105,5kg、sherdogでのプロフィールhttp://www.sherdog.com/fightfinder/fightfinder.asp?fighterid=136では111kg。これらを見ると、やっぱり今回は特別軽い。何で?もぅ○△3兄弟ではなくなったのか?誰か本人が降臨するトコで直に質問して下さい。
試合は、開始早々にグランドで将軍様が下になっても普通に攻めてたし、あぁやっぱり普通に将軍様かと思ってたのが…コールマンのティクダウンに思わず手を付いてあらぬ方向に肘から先が曲がっちゃった。手ぇ付いてよろしくない結果になったのって、アタチの知る限り三崎(ネィサン戦)、ジョシュ(ミルコ戦)、吉田(オリンピックで知らない選手@柔道)。そんなにある事ではなぃんだろうけれど、でもそのあった時が怖ぃ。あんなん自分の身に起こったらその場で痛さとショックで失神します。あぁいう場合、手を着くな、とはよく聞きますが、ありゃ人の習性としてやっぱり着いてしまうんでしょう。脱臼して靭帯損傷した痛さは少々はわかりますけれど、う〜んコワ〜ィ。今さらだけれど、格闘技は危険だゎ。
レフェリーが即異変に気が付いて止めた後にコールマンが殴ろうとしたのとかシウバがアカデミーの仲間を助けようと飛込んだのはご愛嬌か。

【第9試合】
×西島洋介(KO:3R1"18 スタンドパンチ)マーク・ハント

※すいません。洋介山を舐めてました。予想で吐いたのはアタチの失言です
。ゴメンナサイ。反省します。
ボクシングのディフェンスの技術ってぇのは美しぃし、やっぱりあの多彩なパンチは素晴らしかったです。さすが、格闘競技としての歴史が違う。でも、悲しいかな、これは総合なんで、結果はこうなってしまうのでしょう。たまたまグランドスキルがあんましないハントであったというのも今回は幸いだったので、これだけの試合になったとは思うけれど、スタンドだけにしても首相撲の対処だけで体重差もあるのであれだけのダメージを負ってしまぅのはどうしようもなぃ現実なんでしょね。グランドじゃアームロックのかけ方どんなんだっけ状態であったのは藤田・アイブル戦を彷佛させて笑わせてもらいましたが、それはそれ。洋介山の気持ちの強さだけでも中々に凄いモンを見せてもらった気がしますゎ。
でも、今後も高田道場なの?洋介山が強くなりたいかどうか、という意志に因るんだろうけれどなぁ。


結局、ダメだろ、って程ではないにしろ、文句ナシにとェェやろ、という程でもない出来。収穫はアリスターとちょこっと洋介山。ジョシュは本来これ位当り前だしな。ハリトーがダメ過ぎってのがとにかく悲しぃ。
頼むよ、ハリトー!エメヒョーに対抗出来る位の強さで復活してくれないと泣いちゃうぜ、ホントに。