やはりRINGSは素晴しい!


行って来ました、RINGS横浜文体。
で、バックリとした感想。

会場は、いつもと変らぬRINGSの風景でした。それでも、野次がちょっと少なかったのは客も何かしら緊張していたのかな?それと、これは変化なんですが、3月のバトジェネからですけれどこれまで会場で見かけなかった修斗の選手(今回は五味選手)とか和術慧舟會の選手達の姿が目に付く様になりましたね。
選手入場の後のCEOの一言も淡々とした物で、それにはお約束で”前田−−−!!!俺はお前に付いてくぞー”がそこかしこから飛んでいて微笑ましかった。

やはり凄かったのがヴォルグ・アターエフ選手。相手の選手が前に突っ込んで来る所を下がりながらの左フック一発で、相手の選手は前のめりにぶっ倒れてしまって、噂通りの選手と言う事を証明してくれました。血の気が引きました。
ヘイズマン選手も良かった。彼は、旧ルールの時よりも絶対に光っています。現ルール(競技)が向いているのでしょう。
滑川選手も完全にひと皮向けました。只、残念な事に拳を傷めた様で、あの痛がり様は半端じゃなかったです・・・骨折ならば、8/11の10周年興行は無理でしょう。
アローナ選手もそこそこ良かったんですが、打撃がスムーズに出ないのがどーもね。グラップリングは世界一(それは認めざるを得ないでしょう)。打撃との繋がりがスムーズになればもっと良くなる、なんて今でも十分過ぎる位強いんで、まあ良いか。

やっぱり、僕にとってはRINGSルールが一番です。もう、これは好みなんで、どうしようもないですね。グラウンドでのあの早い展開が本当に見ていて楽しい(今回はミーシャ選手がクルクルしてました)。ジャパン勢云々が言われますが、例えばそれはK-1しかり、又PRIDEにしても、もはや藤田選手しか負けていない選手がいない訳で、藤田選手の今後の相手を考えると、負けるのも時間の問題と思われますから(競技であれば当り前の事)。

”常勝チャンプなど有り得ない”って事で良いのではないでしょうか。

やっぱりRINGSは最高でした!

でもMMAの未来は暗いんでしょうね。ここに来てますますそういう思いは強くなっています。
何故、前田CEOは旧ルールのままで善し、と出来なかったのか、今更ながらに・・・でも今の試合を見てしまっては、後の祭りですね。
こういう事を書いていた人がいたのですが、格闘技はやる人間の為の物、だと。
その通りだと思いました。総合になるとK-1の様に殴り合い、蹴り合いです、みたいに分りやすくないです。勝った負けたでオリンピックの時は異様に盛り上がるのでしょうけれど。でも見ていて技術の攻防は解らないですよ。だからこそ、僕も見ていて技術が理解出来る様になりたい、その為に習いたい、と思った訳ですから。でも、見ている人間にそこまで考えさせる物はエンタメとして成立しないのは当り前です。
今は、本当に只のブーム、と言うのもやはり間違いないでしょう。その先にリアルな戦いを見た人達がプロレスを見るか、と言うと?ですが。
僕は、それでもMMAを見続けますけれど・・・