5/5 意味のない無差別級GP開幕戦

【第1試合 スペシャルワンマッチ 1R10分・2-3R5分】
×ギルバート・アイブル(1R 4'55" スタンドパンチ)ローマン・ゼンツォフ×

※ワタクシ勘違いしておりました。アイブル、デ・ヨングの下で練習していると思っていたのですが、それは全くの間違いで現在の所属はボスジム。カルビンとこでもないんだそうで…決定的だったのがにわかに言われた「大金を手に入れたんだから練習なんてしてる訳ないだろう」…ァイ、全く仰る通りの試合っぷりで第一試合早々に今回の予想大会に暗雲が立ち込めるという素晴らしいアイブルの負け方にいきなり口アングリ。
よくも騙してくれやがったな、と言いたいのだが、こちらの勘違いでは文句も言えず。残念!

【第2試合 無差別級GP一回戦 1R10分・2-3R5分】
×アリスター・オーフレイム(2R 3'43" 一本 アームロック)ファブリシオ・ヴェウドゥム

※1Rはアリスタ圧倒。5分過ぎにガス欠を心配するもそれも見られず、ォオ!ェエじゃないか、これで凌いだら少なくとも判定はアリスタだな、と思ったのも束の間。2Rやっぱりヘロヘロに。1Rなら明らかにエスケープ出来たであろうアームロックにあっさりタップ…ってヲィ!解説の高田、これまでは93への減量でガス欠になってたと言ったな、言ったな、言ったよな。2Rのアリスタの体たらく見てもう一回それを言ってくれや、って感じ。
2試合終了してなお得点ゼロ。

【第3試合 無差別級GP一回戦 1R10分・2-3R5分】
×高阪 剛(2R 4'15" KO スタンドパンチ)マーク・ハント

※TKの素晴らしさに泣いた。修斗を知らないリンヲタだったボクにガチの本当の総合を教えてくれたのはTKだったのだ。あんなに良い選手が努力して努力してそれでもトップには通用しないという切ない試合。わかってはいたんだけれどやっぱり切ない。
特に最初の土下座タックルを思い出させる状態からグランドになった時に腹固めの様な体制からの十字を取れなかったあのシーンに思いっきり興奮してハントにエスケープされた時にはもうガクリ…その後はチャンスというチャンスもなくUFCでのルッテン戦みたく切なくなる程の殴り合い。負けるよな、ウン。
思い起こせばハスデルのSBでのディアバデ戦(http://heavysoul1959.hp.infoseek.co.jp/sb2_01.html)以来のRINGS所属選手の試合に涙した訳で、ボクのRINGSが息絶えたのがこの試合なのかもしれないと思うと更に切なくなる。
3試合終了しても得点はゼロ。得点と共に気分も思いきり沈む。これまた切ない。

【第4試合 無差別級GP一回戦 1R10分・2-3R5分】
ジョシュ・バーネット(一本 2R 1'57" アームロック)エメリヤーエンコ・アレキサンダー×

※おぉ、これはェェ。素晴らしぃ。これこそがジョシュ"The Babyface Assassin"ですよ。アレクも凄かったゎ、前半ゎな。物凄いハンドスピードの応酬にすっかり釘付け。スタンドパンチではアレクの方が単純に有利だったと思う。でも、そこからの駆け引きが総合のキャリアの差なんでしょ。この日の塩梅なら次のミルコ戦はノー問題だろ。
で、1R後半からやっぱりアレクはハァハァ。ここら辺がバテない兄貴との差か。最後なんてキッチリと極まる前にタップじゃ完全に身体のスタミナどころか心のスタミナもエンプティ。燃費が悪過ぎ。
4試合目にしてやっと得点出来て号泣。

【第5試合 無差別級GP一回戦 1R10分・2-3R5分】
藤田和之(KO 1R 8'25" KO スタンドパンチ)ジェームス・トンプソン×

※咆哮は解き放たれた(from週プロ)、だそうだ(爆)。プロレス雑誌も苦しいのぉ。
咆哮は、というより猪木からはようやっと解き放たれたかもしれんが中身が変わらんので騒ぐ程の事は何もなかろう、って感じ。トンプソンヘビー級チャンピョンのトン様にタックルを全て切られるという醜態晒して客に見せたかったのは今の総合じゃ全く通用しない手前ぇのオールドスクールの試合スタイルじゃぁなぁ。話にならん、つ〜か洒落にならんだろう。ここまでダメだとも思わなかった。最後はトン様のガス欠でようやっと不様に勝ちを拾って結局は頑丈な身体だけが取り柄ですって事ですか。カー戦から何年も経ってどこら辺が進化したの?教えてくれ!

って事で合掌…チ〜ン。
主催者の思惑に反して大苦戦の藤田だがこちらもオコボレで得点。でも、皆も得点。嬉しくない。

【第6試合 無差別級GP一回戦 1R10分・2-3R5分】
ミルコ・クロコップ(KO 1R 1'10" KO パウンド)美濃輪育久×

※普通にミルコが勝った。そんだけ。
んが、ここで美濃輪に今一度注文したい。お願いだから今の曲はやめてくれ。頼むから、頼むからUNDER GROUND KINGに戻してくれないか。そうしてくれればあの不思議君の面白い試合が復活する気がしてならんのぢゃ。強くならんでも、というかこれ以上の上積みはもうないんだろうから、これ位は実行してく夢見させてくれや。いや、下さい。

またまた無得点。いや、もう今さら優勝出来ね。ィィス。

【第7試合 無差別級GP一回戦 1R10分・2-3R5分】
アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(一本 1R 2'17" 腕十字)ズール×

※金魚マッチ。ジョシュがあんだけ厳しい試合だったのに、ミノがこんな楽な試合でェェのか?でも、それがPRIDEクオリティ。

【第8試合 無差別級GP一回戦 1R10分・2-3R5分】
吉田秀彦(一本 1R 2'33" 三角)西島洋介×

※吐いた唾を飲む男、吉田。彼はこんな事を言っていた訳だ。
http://www.sanspo.com/fight/top/f200605/f2006050404.html

「(西島は)ジャブなどスピードが速そう。我慢して殴られにいきますよ」。勝利至上主義なら寝技勝負とわかってはいるが、「殴り合いでお客さんに楽しんでもらいたい気持ちもある」と気概をみせた。

あたしゃ、期待しましたよ。その気概とやらに。それがロクに打合わずにこれですか?
http://www.sanspo.com/fight/top/f200605/f2006050605.html

「もう少し打撃で勝負したかったが、プロボクシング出身というのを警戒しすぎた。余裕がなかった」

何ですか?何ですか?何ですか?殴り合ってもいねぇし、楽しませてもらってもいねぇんですよ。こっちは期待してたんですよ。ガッツンガッツン行くトコロを楽しみにね、ェエェエ。
嘘吐き!

吉田さんよぉ、あんたは知っとるか?あんたがTKに総合を教えてもらっている所為で、あんなに素晴らしい試合をしたTKを「ザマァミロ!」と罵倒した男がいる事を。吉田という選手がいなければボク等はこんな言葉を聞かずに済んだ訳ですよ。早く総合やめちゃって下さい。いなくても痛くも痒くもなぃんで。


という事で勝ち上がりは全員ヘビー級で終了。メインはというより休憩後がここまでショボくなるつ〜のはある意味凄ぇ。何をどう勘違いしたらこんな試合順に出来るのか。オリンピック競技のの金メダリストは凄ぇのは良くわかるんだけれど、その例えば柔道という競技では通用しなくなったんで金になるから総合始めました、っていうのは心打たネェんですけれど。
目クソ鼻クソと言いつつサカキ〜はもうちぃとサダハルンバを見習った方が良かろぅ。