[格闘技][修斗]2/17代々木第二感想

the_saintK2006-02-19



詳細はhttp://blog.livedoor.jp/usiwotaose/archives/2006-02.html#20060220
http://zenzen.jugem.jp/?eid=861

■第1部

【第1試合】女子フライ級 5分2R
○藤井 恵(2R 4'36" レフェリーストップ 三角絞め)滝本美咲×

フジメグ、苦戦してたと思う。ってより滝本が思った以上に強かった。でも、あれだけ足関でモタモタするとも思わなかったな。
で、次はG-SHOOTOで誰とやるの?の方が気になる訳で、いなぃよなぁ。

【第2試合】フェザー級 5分3R
大沢ケンジ(判定2-0)植松直哉×

※ホント、昔ながらのグラップラーには受難の時代だなぁ、と改めて。折角フェザーに落としてもこういう試合になってしまう。でも、植松って大沢より若ぃんだとパンフ見て知って、技術の修得の過程にも時代差がある事を強く感じた試合だった。
で、次は外薗って…その前にDJ.TAIKIに勝たないとじゃねぇかと思うんだけれどなぁ。修斗じゃないんでナンですが、でも慧舟会が既に修斗の鬼っ子になってる気もするんでやっぱり外薗よりもTAIKIでっすぅ。

【第3試合】ウェルター級 5分3R
×ダニーロ・シェウマン(判定0-3)廣田瑞人

※大沢以上に今時の打投打の廣田。相変わらず腰は激重。安全運転した訳でもないんだろうけれど、インパクトは前戦の方があった、かな。つ〜か、相手がノバウニオンだとこうなっちゃいますよね、って感じ。先日のシャオリンもそうだし、ホーキとか…今後使い辛そぅだワン。

【第4試合】ライト級 5分3R
×阿部裕幸(判定0-3)不死身夜天慶○

※不死身夜の活きの良さばかりが目立った試合。

■第2部

【第5試合】ライト級 5分3R
×石川 真(判定0-3)リオン武

※剛術、12月より小さくなってる。って当り前です。それでもリオンより胸の厚みもありやっぱりデカイ。一晩で5kg位でかくなってそうだ(笑)。で、相変わらずのもうこれしかない、っていうフックをブンブンとフルスウィング。それも3R通して振り回す、という。対してリオンはカウンターをスッと当てるの繰り返しで終止。只、とにかく剛術のフックは当たったらそのまま意識を断ち切られそうで、そこんとこがやたらとスリリング〜!だった。

【第6試合】ライト級 5分3R
×佐藤ルミナ(2R 0'49" TKO:パウンド)アントニオ・カルバーリョ

※開始直後はルミナがクルクルじゃないけれど立っても寝てもやたら元気良く動き回り圧勝すんのか、って勢いだったんだけれど、お約束と言って良いモンなんじゃろうか、目に見えて失速。これでカルバーリョのパウンドがもっと温かったら「あの」悲哀に満ちたルミナの表情が堪能出来たと思うんだけれど、温くないパウンドだったので哀愁感じる前に終っちゃいました。
でも、カルバーリョの喜ぶ様を見て、やっぱり切なくなる。

【第7試合】環太平洋ウェルター級王者決定戦 5分3R
石田光洋(判定2-0)冨樫健一郎×

※攻めダルマ石田。1Rの腕十字はホントやばかったのに凌いじゃった、というのがこの日の石田を象徴してました。とにかく攻める。タックル、テイクダウン、パウンドと休みなく攻め続ける石田、カッコェェ。以前は上取ってもインサイドでお休みしちゃう事も多かったと思うんだけれど、今はそいつを何とか振りほどいてパウンドを落し続けようとする、そんな石田に感動です。
川尻との対戦が絶対にないんだからHERO'Sでシャオリンとリベンジとか見たい見たい見たい!!!ってシャオリン使い道あるじゃん。

【第8試合】世界ミドル級タイトルマッチ 5分3R
×菊地 昭(判定0-3)青木真也

※勝敗には文句はない。青木の強さにも脱帽。
でも何故か釈然としないのは3Rの攻防の対するレフェリング。3Rに青木がスタンドでバックを取りそのままおんぶお化けになってもつれ合ってリング下に転落したあのシーン。ロープの際で一旦止まって菊地が振り落としたのならともかく際の場所で既に勢いが付いて転落したのだからあれはブレィクで良かったんじゃないのだろうか。何故ドントムーブになったのか?で、例の噂の様に本当に試合後KILLER BEEがバックステージで暴れた、ってのならセコンドの連中は何故あの時点で抗議しなかったのか、という事。ま、それが仔細な事と言われたら確かにそうなんだけれど菊地にとっちゃたまったモンじゃないだろうからねぇ。
それはそれとして、家に帰ってから見たパンフの青木のコメントにはホントにビックリ。自身の総合のスタイルを「時代遅れ」「総合の評価は打撃」と認識してその上で敢えて今のスタイルにこだわる。そこんとこはカッコェェ。でも、セコンドに付いた時のあのえげつない指示はちょこっと考えてね(笑)。

【第9試合】世界ウェルター級タイトルマッチ 5分3R
川尻達也(1R 0'08" 反則失格)ヨアキム・ハンセン×

※何もいう事ないでしょう。試合では有り得る事。それがたとえメインだとしてもしょうがない。それだけ。
リマッチは早々に組まれる様だから、あるとしたら次回の大箱、つまりは8月だろう。ハンセンは大好きな選手だけれど、川尻には一昨年のシャオリン戦みたく、見に来た客の殆ど全員を幸せにしてくれたあの気持ちをもう一度味合わせて欲しい。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

試合はどれも素晴らしかったし、それに対してはもうさすが修斗だと思う。日本の総合は修斗があればこそです。リンヲタですけれどね。

んでも、これはいつも修斗の大箱で感じる事なんだけれど、新人王の表彰式いらね。タイトルマッチの調印式いらね、歴代王者の紹介いらね、それと引退式もいらね。新人王の表彰はまぁ、休憩中でもあったのでこの際除外するべきかもしれんが…それらを省いてもっとサクサクと進行出来ないモンなのかね。あれでメインも判定になっていたら興行終了は22時半を確実に回っていたでしょ。
確かに年に二回しかない大箱だし試合でなくとも一人でも多くの選手をそういった形でリングに上げて、そこに試合で上がる事が出来る様にガンバロ、という気分にさせてあげたい、という気持ちはわかるよ。でも、客はそんなモン見に来てる訳じゃない。試合を見に来てる、んだと思うんだよなぁ。そこんとこをもうちょい考えておくれよぉ、と思っちゃダメですか?